開発ストーリー
MoteRakuをつくった理由
2023年ごろから、ChatGPT・Gemini・Claudeといった生成AIが一般に広がり、「AIと対話しながらコードでサイトを作る」人が一気に増えました。デザインを言葉で伝えれば、AIが数十秒でHTMLとCSSを返してくれる。サイト作りのハードルは、確実に下がったはずでした。
ところが、そこで新しい課題が生まれました。できあがったコードを、既存のWordPressサイトにどうやって反映させるかです。固定ページに貼ってみると、テーマのデザインやコードが干渉して、AIが作ったはずの見た目が崩れてしまう。海外でも「テーマやプラグインとCSSがぶつかる」ことは定番のつまずきとして語られ、命名規則を工夫して衝突を減らす、といった回避策が紹介されているほどです。
症状は中途半端なものが多いのも厄介でした。ページ全体を置き換えたつもりでも、ヘッダーとフッターだけテーマのものが残ってしまう。逆に、ページの見た目はうまく反映できたのに、日々の記事だけはテーマのブロックエディタで書きたいのに全部が置き換わってしまう。「あちらを立てればこちらが立たず」の状態です。
プログラミングがもともとできる人なら、子テーマを作りカスタムテンプレートを書いて対応できます。しかし知識がない人は、この場面でChatGPTやGemini、Claudeに聞いても、テンプレート階層やfunctions.phpといった前提知識の壁にぶつかり、結局つまずいてしまう。AIはコードを書けるようになったのに、それを「効かせる場所」が無い——これが、私たちが見つけた本当の課題でした。
だから、「貼るだけで効く場所」を作った
MoteRakuは、この課題だけを解決するために作った最小のプラグインです。
- AIが作ったHTML/CSSを貼ると、テーマを一切通さない白紙キャンバスでそのまま表示(干渉ゼロ)
- 共通ヘッダー・フッターは全ページに自動反映。テーマ側のヘッダーは自動で非表示
- 記事の個別ページは今まで通りお使いのテーマのまま。ブロックエディタの快適さはそのまま
「枠はAIと自分の手で、記事は使い慣れたテーマで」。この役割分担なら、知識がなくてもAIとの対話だけでサイトを作り、育て続けられます。
参考リンク
同じ課題を扱った記事・体験談です(外部サイト)。
- My Journey to Creating a WordPress Plugin With ChatGPT(Themeisle・英語) — ChatGPTのCSSが他のテーマ・プラグインと衝突する問題と、命名規則での回避策に触れた開発記
- Why ChatGPT Keeps Saying WordPress Will Make You Lose Your Mind(英語) — AIで作ったコードをWordPressに載せる難しさを扱ったコラム
- ChatGPTでWordPress化はできる?実際にやってみた(らくらくエンジニア) — HTMLからのWordPress化を実践し、できる範囲と限界を検証した記事
- 無料WordPressテーマCocoonをChatGPTでカスタマイズする方法(1ミリ独歩) — 既存テーマの枠内でAIカスタマイズする際の工夫
- HTMLとCSSでレイアウト崩れを修正!ChatGPTで解決 — 貼り付け後のレイアウト崩れをAIと修正していく体験談
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